3つのポリシー(2025年4月以降入学者用)

教育理念

清泉女子大学の建学の精神は、キリスト教ヒューマニズムにあります。「まことの知?まことの愛(VERITAS et CARITAS)」の追究をモットーに、少人数教育による人格的触れ合いを通して、自分で考え、判断し、決断できる女性を育成することを教育研究上の目標とします。
自国の文化と異文化を理解し、地球市民として困難な状況下にある人にも手を差し伸べ、他者と共に生きる姿勢を持った女性を、地に根を張る緑ゆたかな大樹のようにしっかり育てることを、大学の理念として掲げます。

全学ディプロマ?ポリシー

清泉女子大学では、建学の精神であるキリスト教ヒューマニズムに基づき、「まことの知?まことの愛(VERITAS et CARITAS)」を具現することを教育目標とする。その達成のために、以下の能力を身につけ、所定の単位を修得した者に「学士」の学位を授与する。

DP1【専門知識】

専門プログラムを通して培われる知の力

DP2【リテラシー】

見えるもの聞こえるものを受け止めて、世界を理解し解釈する力

DP3【論理的思考力、批判的思考力】

見えないもの聞こえないものを心に描いて、広く深く思索する力

DP4【主体的に学ぶ力】

自ら学ぶことの大切さを知り、学ぶことの楽しさを深めて、学び続ける力

DP5【協働力】

他者とつながり、お互いを知り、お互いを認める力

DP6【問題解決力】

問題を整理して解決を導き、思いを表現し、世界に働きかける力

総合文化学部 総合文化学科 3つのポリシー

ディプロマ?ポリシー

全学ディプロマ?ポリシーに基づき、総合文化学部 総合文化学科のディプロマ?ポリシーを以下のとおりに定める。

DP1

古代から現代に至る人間の営みを、言語?文学?歴史のいずれかを軸として学び、人文科学の専門知識を修得している。

DP2

ことばを体系的に理解し、運用できるとともに、文献や資料を正確に解釈することができる。

DP3

人間心理の普遍性や世界の多様性を学ぶことによって、自分とは異なる立場を想像し、客観的な思考をすることができる。

DP4

自らの興味関心の方向性を知り、学問を探究し、自己の生き方に結びつけることができる。

DP5

ともに学ぶ過程で互いの見解を理解し、自身の役割を見つけ、他者と協働することができる。

DP6

自ら問いを見つけ、解法を考え、自分なりの答えを導くなかで、その過程と結果を他者に効果的に伝えることができる。

カリキュラム?ポリシー

総合文化学部 総合文化学科のディプロマ?ポリシーを達成するために、以下の方針に基づいてカリキュラムを編成する。

CP1【基本構成】

本学部のカリキュラムは、学生が学部の枠を越えて履修する基幹教育科目と学科の専門科目によって構成される。

CP2【領域】

本学科には3つの領域(日本文化領域、国際文化領域、文化史領域)があり、学生は入学時に選択した領域(自領域)の学問分野をベースとして学修を進める。3つの領域は相互に関連しているので、自領域以外の領域(他領域)の科目が履修できるようにカリキュラムを編成し、学生には領域を横断する科目履修を推奨する。

CP3【基幹教育科目】

様々な場面で活用できる汎用的スキルをはじめ、人間観?人生観を広め深める力、言語によるコミュニケーション力、そして領域をこえて専門知を活用する力を身につけるために基幹教育科目を設置する。以下の「清泉スタンダード」「必修外国語」「選択外国語」「教養科目」の4つの区分を設ける。
 CP3-1

 基礎的汎用的なスキルを身につけ、キリスト教の人間観を学ぶとともに自らの人生観を考えるため、1?2年次必修「清泉スタンダード」科目群を置く。各科目の位置づけを理解したうえで履修できるように、科目群を「学びのスキル」「建学の精神」「情報科学」「心身の健康」「人間?社会」の5つの区分に整理する。

 CP3-2
 「必修外国語」科目として、実践的な英語の発信力を育成する1?2年次必修英語科目を置く。4技能の基礎力を固めるとともに、英語を使って清泉を知り、社会とつながる力を身につける。授業の一環としてe-learningも導入し、各自のレベルに合わせて学修を補完する。
 CP3-3
 各自の興味や目標に応じて学ぶことのできる「選択外国語」科目(2単位は選択必修)を配置する。スキル別の力の向上や各種検定対策を意識した多様な英語科目と、異なる価値観に触れ、新たな視野をはぐくむ諸外国語科目から構成される。初習外国語は段階的に学べるように、入門と初級のレベルを設置する。
 CP3-4
 専門領域をこえた幅広い知識や、多角的にものごとをとらえる力を身につけるための「教養科目」を、1~4年次の選択科目として置く。「教養科目」を「清泉スタンダードの展開」と位置づけ、必修科目とのつながりが意識できるように、「清泉スタンダード」の5つの区分に準じて科目を配置する。

CP4【専門科目】

言語?文学?歴史を軸とする人文科学の広範な知識を修得するとともに、社会に通用する汎用的能力を身につけるために専門科目を設置する。以下の「専門コア科目」「専門基礎科目」「専門探究科目」の3つの区分を設ける。
 CP4-1

 思考力?分析力?表現力等の汎用的能力を養成するために、1~4年次に「専門コア科目」を置く。主体的に学修に取り組む姿勢を培い、他者と協働しながら、学びの集大成である卒業論文?卒業プレゼンテーションへと向かうための段階的なカリキュラムを構成する。

 CP4-2
各領域の学問分野に必要な基礎知識と基本的な学習方法を修得するために、1年次に「専門基礎科目」を置く。それぞれの学問分野の導入となる入門的な科目を配置する。
 CP4-3
人文科学の知識を幅広く修得するために、2~4年次に「専門探究科目」を置く(一部の科目は1年次から履修可)。1学部1学科制の特徴を活かし、自領域?他領域の区別にとらわれることなく、自由で幅広い科目選択を可能とする。各自が身につけたい知識?技能に応じて体系的な科目履修ができるように、32単位を基本とした履修モデル(プログラム)を設定する。

アドミッション?ポリシー

総合文化学部 総合文化学科のディプロマ?ポリシーおよびカリキュラム?ポリシーに定める人材を育成するため、以下のとおり「学力の3要素」に示す能力、資質等を備えている学生を求める。

求める人材像

AP1【知識?技能】
総合文化学部の学修に必要な国語、英語、地理歴史を中心とした教科?科目で、高等学校等で習得すべき基礎的な学力が身についている。

AP2【思考力?判断力?表現力】
物事を筋道立てて捉え、自分の考えをまとめ、それを伝えるための基礎的な力を有している。

AP3【主体性を持って多くの人と協働して学ぶ意欲?態度】
総合文化学部の学修内容?分野(言語?文学?歴史?美術?哲学?宗教など)に興味?関心を持ち、課題に対し主体性を持って粘り強く取り組む姿勢、および他者と協調して学修しようという意欲?態度を有している。

地球市民学部 地球市民学科 3つのポリシー

ディプロマ?ポリシー

全学ディプロマ?ポリシーに基づき、地球市民学部 地球市民学科のディプロマ?ポリシーを以下のとおりに定める。

DP1

地球市民としての思考法?表現法を修得し、それを用いて社会の諸課題を理解することができる。

DP2

社会課題を分析するために、必要なコミュニケーション?スキルを修得している。

DP3

社会の現状を多面的に理解した上で、地球市民として未来を見据え、どのように現在を変革すべきなのかを構想することができる。

DP4

社会課題を自分自身の問題として捉え、理論と実践を連関させながら学び続けることができる。

DP5

社会課題を解決するために、他者と協働しながら思索し、行動することができる。

DP6

自分自身が取り組むべき問題を整理し、具体的な解決のために実践し、その過程と結果を他者に効果的に伝えることができる。

カリキュラム?ポリシー

地球市民学部 地球市民学科のディプロマ?ポリシーを達成するために、以下の方針に基づいてカリキュラムを編成する。

CP1【基本構成】

本学部のカリキュラムは、学生が学部の枠を越えて履修する基幹教育科目と学科の専門科目によって構成される。

CP2 【基幹教育科目】

様々な場面で活用できる汎用的スキルをはじめ、人間観?人生観を広め深める力、言語によるコミュニケーション力、そして領域をこえて専門知を活用する力を身につけるために基幹教育科目を設置する。以下の「清泉スタンダード」「必修外国語」「選択外国語」「教養科目」の4つの区分を設ける。
 CP2-1
 基礎的汎用的なスキルを身につけ、キリスト教の人間観を学ぶとともに自らの人生観を考えるため、1?2年次必修「清泉スタンダード」科目群を置く。各科目の位置づけを理解したうえで履修できるように、科目群を「学びのスキル」「建学の精神」「情報科学」「心身の健康」「人間?社会」の5つの区分に整理する。
 CP2-2
「必修外国語」科目として、実践的な英語の発信力を育成する1?2年次必修英語科目を置く。4技能の基礎力を固めるとともに、英語を使って清泉を知り、社会とつながる力を身につける。授業の一環としてe-learningも導入し、各自のレベルに合わせて学修を補完する。
 CP2-3
 各自の興味や目標に応じて学ぶことのできる「選択外国語」科目を配置する。スキル別の力の向上や各種検定対策を意識した多様な英語科目と、異なる価値観に触れ、新たな視野をはぐくむ諸外国語科目から構成される。初習外国語は段階的に学べるように、入門と初級のレベルを設置する。
 CP2-4
 専門領域をこえた幅広い知識や、多角的にものごとをとらえる力を身につけるための「教養科目」を、1~4年次の選択科目として置く。「教養科目」を「清泉スタンダードの展開」と位置づけ、必修科目とのつながりが意識できるように、「清泉スタンダード」の5つの区分に準じて科目を配置する。

CP3【専門科目】

地球市民学科の専門科目は、「思考法?表現法?スキル」「地球市民セミナー」「多文化理解と言語」「地球社会の理解」「フィールドワーク」「専門事例」「総合知?応用」の7つの科目群から構成される。「PBL(Project Based Learning)」科目群は「フィールドワーク」の入門科目であるため、「フィールドワーク」科目群としてまとめる。
1?2年次必修科目は、「思考法?表現法?スキル」「多文化理解と言語」「地球社会の理解」各科目群の基礎科目および、「フィールドワーク」の基礎科目である「PBL」から構成される。「専門事例」および「総合知?応用」科目群は、2?3?4年次に配置する。
 CP3-1「思考法?表現法?スキル」科目群

 本科目群は、研究プロジェクトの遂行に有用な思考法、表現法、デザイン、メディア、ビジネスに関わるスキル科目であり、基礎科目は、1?2年次必修科目として設置し、また、1~4年次に選択科目として設置する。

 CP3-2「地球市民セミナー」科目群
本科目群は、地球社会の諸課題の解決に実際に取り組んでいる第一人者の講義を聴き、社会の多面的な理解、及び未来の構想の着想を得るために設置される1~4年次選択必修である。
 CP3-3「多文化理解と言語」科目群
本学科は、英語を国際共通語、すなわち第二言語として英語を用いる人々同士の協働のためのツールと位置付ける。この観点から、国際共通語としての英語の4技能を修得するために、1?2年次に必修科目を設置する。地域文化研究の科目は、1~4年次選択必修である。
 CP3-4「地球社会の理解」科目群
本科目群は、社会の多面的な理解を促し、グローバル社会の諸側面について学生に批判的?創造的思考を促すものである。1?2年次には、データを用いて地球社会を分析するための基礎的内容の科目を必修科目として設置する。グローバル?スタディーズ科目は、1~4年次選択必修である。
 CP3-5「フィールドワーク」科目群
1?2年次の必修科目「PBL」科目群を含む。本科目群は、社会課題の解決という目的を達成するために、学生がカウンターパートと協働して学外で実習を行うものである。必修のPBL科目群を除く他のフィールドワーク科目は、1~4年次選択必修である。
 CP3-6「専門事例」科目群
本科目群は、「思考法?表現法?スキル」科目群の1年次必修科目で修得したスキルを適用?応用するためのものである。政治、文化、社会、平和構築、キャリア、技術、宗教、メディア、ビジネス、開発、対話、教育、心理、言語、日本語教育、ポピュラー文化、アート、AIの各分野について、理論を踏まえたうえで、事例研究から分析を行うものであり、その分析に思考?表現法のスキルを応用する。2~4年次選択必修科目である。
 CP3-7「総合知?応用」科目群
本科目群は、3?4年次必修科目であり、フィールドワーク系科目群と連携しながら、学生自身の興味関心を協働につなげ、研究設計、研究実践を通して卒業後のキャリア設計へと導くものである。各自が取り組んだ研究プロジェクトの成果を示し、それを効果的に人々へ発信するために、「卒業論文」及び「卒業プレゼンテーション」の両方を4年次必修科目とする。

アドミッション?ポリシー

地球市民学部 地球市民学科のディプロマ?ポリシーおよびカリキュラム?ポリシーに定める人材を育成するため、以下のとおり「学力の3要素」に示す能力、資質等を備えている学生を求める。

求める人材像

AP1【知識?技能】
地球市民学部の学修に必要な英語、国語、地理歴史を中心とした教科?科目で、高等学校等で習得すべき基礎的な学力が身についている。
AP2【思考力?判断力?表現力】
物事を筋道立てて捉え、自分の考えをまとめ、それを伝えるための基礎的な力を有している。
AP3【主体性を持って多くの人と協働して学ぶ意欲?態度】
地球市民学部の学修内容?分野(地域貢献?国際協力?デザイン?メディア?ビジネスなど)に興味?関心を持ち、社会が抱える課題を自ら見つけ、その解決のために他者と協働して行動しようという意欲?態度を有している。

入学者選抜区分ごとに求める能力(両学部共通)

本学の主たる入学者選抜は、「学校推薦型選抜」「総合型選抜」「一般選抜」の3区分に分けられ、それぞれの入学試験において、アドミッション?ポリシーに示す能力、資質等を多面的?総合的に評価する。以下は各入学者選抜の目的や、求める足球彩票の能力、資質等を示したものである。

1. 学校推薦型選抜

本学を第一志望としていることが前提の入試であり、本学の教育目標?内容を十分理解し、高等学校で履修する教科に真摯に取り組んでいる者を受け入れることを目的とする。
本入試制度では、アドミッション?ポリシーで示す学力の3要素のうち、特に知識?技能および意欲?態度を重視し、出願資格、提出書類(読書レポートを含む)及び口頭試問により、各学部での学修にスムーズに移行できるか判断し、選考する。

2. 総合型選抜

本学の教育目標?内容、各学部のAP(アドミッション?ポリシー)?CP(カリキュラム?ポリシー)?DP(ディプロマ?ポリシー)を通じて各学部の学びを十分理解し、様々な場で意欲的に活躍することが期待できる多様な能力を持った学生を、多面的?総合的に評価し、受け入れることを目的とする。
本入試制度では、アドミッション?ポリシーで示す学力の3要素のうち、特に知識?技能および思考力?判断力?表現力を重視し、提出書類、小論文または基礎学力試験、口頭試問等により、各学部での学修にスムーズに移行できるかを判断し、選考する。

3. 一般選抜

一般選抜においては、英語、国語、地理歴史といった文系科目を中心に、共通テスト利用入試では、それらの教科だけでなく、数学、理科などの理系教科についても幅広く学んできた者の中から、学業に優れ、高い勉学意欲を持つ者を選抜することを目的とする。
本入試制度では、アドミッション?ポリシーで示す学力の3要素のうち、特に知識?技能を重視し、提出書類、学力試験、英語検定換算点またはレポート作成等により、各学部での学修にスムーズに移行できるかを判断し、選考する。